「ばっちりかせいでセカンドビザも取るぞー!!」
ワーキングホリデー中でファームに行くことを考え始めた方は、情報を集めて一攫千金を夢見たり、セカンドビザをとれた姿を想像しているところかもしれません。
実は、ファームは就労トラブルが多く、場所によっては結局一文無しになってしまうことも。
実際に私も給料が入らず、所持金が一時期$30を切りました。
この記事では、一日$200以上稼げるファームも給料未払いも経験した私が、ファームで実際に体験したトラブルと、トラブルに合わないための方法を共有します。
しっかりと準備をして、ファームライフを楽しんできてくださいね。
Contents
オーストラリアのファームで体験したトラブル5選
まずは私が実際に体験したり、友人が体験したトラブルを5つ紹介します。
すべて自分もしくはリアルの人脈からの情報です。
- 給料1ヶ月半未払いで借金
- セカンドビザのフォームがもらえない
- 目の前でクビ!ファームから笑顔が消える
- 1日の稼ぎが$30!仕事がもらえない
- 人種差別?良い畑を割り振ってもらえない
改めてみると、結構いろんな経験してますね、私・・・。
ファームはとてもいい経験ができますし稼げるチャンスですが、トラブルが多いのも事実です。
事前にトラブルを知って心の準備をしておきましょう。
1. 給料1ヶ月半未払いで借金
私が1年半のワーホリ生活で一番貧困に苦しんだのがファーム中。
初めてのファームをバッパーに紹介してもらい、ウェイティングもほとんどなく仕事を始めることが出来ました。
これで順調に稼げる!!と思ったのですが・・・。
給料が全く入ってこない!!!
車が足りなかったこともあり、何故か私達のチームだけレンタカーを強いられ、1日通勤するのに$18もかかってたんです。
チームはバッパー側に決められていたので不平等だし、ひどいなと思うんですが、お金がなすぎて出て行くこともできませんでした。
レントの支払いと通勤費でジリ貧になっていき、人生初めて借金をしました。
給料が入ったときに一括で返しました・・・。
お金問題は切実です。
2. セカンドビザのフォームがもらえない
これも私の体験です。
あるファームで、セカンドビザのフォームをもらうまでに4ヶ月かかりました。
当時大きなファームで働いていて、コントラクターがたくさんいました。
コントラクターはファームハウスごとにわかれていたようですが、同じ家のメンバーの中で何故か私だけが違うコントラに登録されていたらしく。
仕事をやめてフォームをお願いしたら、
「俺の担当じゃないからわからん!」
って言われました。
担当を教えてくれと頼んで、聞いたところに電話してもまた違うと言われたらい回し。
ペイスリップももらっていたので、そのアドレスにメールしても無視。
日本人の紹介者だった人に相談しても途中で返信来なくなる。
4ヶ月間、2週に1回位のペースで関係しそうなところ全部に電話かけ続けたら、やっと最後に書類もらえました。
メールは確実に無視されるので、何回でも電話することをおすすめします。
3. 目の前でクビ!ファームから笑顔が消える
これまた、私のファーム体験です。
このときのファームのスーパーバイザーがなかなかの気分屋。
機嫌が悪い時に話しかけようものなら、
「You are fire!!(あんたクビよ!)」
触らぬ神に祟りなしという言葉もありますが、機嫌の良し悪しはだれにもわからないので話しかけぬが吉ですね。
こんな環境だとワーカーの会話もネガティブになってきます。
ということで私は実働8日で辞めました。
4. 1日の稼ぎが$30!仕事がない
これは私の友人の話です。
ファームに行ったはいいものの、作物がほとんど実っていない・・・。
取りこぼしのような実を集めるくらいしか仕事がなく、1日まるまる働かされても$30ほどの稼ぎにしかならなかったそうです。
他のワーカーの話を聞いても、「来週には状況が改善する」といわれ、過ぎることはや2週間。
友人はすぐに見切りをつけて、すぐそばで働いていた私のファームに夜逃げ同然でやって来ました。
私のファームではトップピッカーのひとりとして1日$200を超えてバリバリ稼いでいたので、ファーム選びは大事だなと思います。
5. 人種差別?良い畑を割り振ってもらえない
これまた別の友人の話。
ファームの仕事は、基本的に一人ひとりに作業する区画が割り当てられ、その区画で収穫や手入れの仕事をやっていきます。
区画によって当たり外れはあるのですが、平等なファームならば端から順番に割り当てていくので有利不利はそれほどありません。
ただし、差別のあるファームもあったそうです。
最初にグループに分けられたそうですが、いい区画ばかりもらえるチームと、ハズレばかりのチーム・・・。
チームは国籍別に分けられているようでした。
様々な国の人と一緒に働けるのがファームの良さですが、残念ながらこのような場所もあるのが事実です。
オーストラリアのファームトラブル回避するための5つの準備
ここまでファームのトラブルをシェアしてきましたが、トラブルを最小限にするためには準備が必要です。
ファームの良し悪しは行ってみないとわからないことも多いのが実情。
悪徳ファームをひかないコツと、悪徳ファームに行ってしまった時に被害を最小限にするための方法をお伝えします!
- ハーベストガイドをチェックする
- 貯金を持っていく&逃げる心の準備をする
- 仕事はギリギリで探す
- 人脈をつくる、初日に人とできるだけ話す
- 納得行かない時は早めにクレームを言う
順番に説明していきますね!
1. ハーベストガイドをチェックする
ファームの中には仕事がない時期に求人をしているところもあります。
人が来れば紹介者はお金がもらえ、ファームハウスはレントが稼げるからです。
豊作っぽい写真があがっていても、実は去年のものだった、ということも。
こんな被害に合わないために是非チェックして欲しいのがハーベストガイド。
オーストラリア政府が発行している、農業誌です。
ここには各地域で取れる作物とシーズンが一覧になっています。
ファームに行く前に、この冊子を必ずチェックしましょう。
webでダウンロードすることができますよ。
シーズンでない時期の求人だった場合は、アウト!
ダマされる前に他の仕事を探しましょう。
<POINT!>
次のシーズンの準備のための剪定などの仕事はシーズン前にあります。
行く前に仕事内容とレートをしっかり確認しておくとよいでしょう。
2. 貯金を持っていく&逃げる心の準備をする
どんなに事前に下調べして向かっていても、仕事にありつけないことはあります。
悪徳ファームはもちろんのこと、優良と言われるファームであっても。
ファームの仕事は農作業なので、天候に左右されるからです。
来週には作物に色づく予定が、ヒョウがふって全滅した・・・
というのもよくある話。
ファームのオーナーですら仕事が読めません。
「このファーム、仕事がないな・・・」とわかったときに待っていても消耗するだけ。
バッパーのボンドを捨ててでも移動したほうがいいことも多々あります。
$200稼げるファームに行けば、1週間で元が取れますから。
お金に余裕がないと周辺のファームにしか移動できませんが、天候不良の場合は辺り一帯が不作で仕事がありません。
航空券に乗るくらいの勢いで移動したほうが良いです。
ということで、1〜2回失敗してもいいように貯金を持って行きましょう。
$2,000も持っていけば心に余裕を持って仕事を探せます。
3. 仕事はギリギリで探す
ファーム初心者がやりがちな失敗が、1〜2ヶ月前から連絡をとって仕事を探すこと。
農作物の状態は直前まで読めません。
天候によってシーズンが1〜2週間ずれこむこともザラです。
早めに連絡をとっていても、期待していた時期に仕事がないということになりかねません。
また、ピークが来たらすぐに来てくれる人が優先して採用されます。
先に連絡をとっていたのに、「人数が集まったから、ウェイティングね!」と言われることも多くあります。
仕事は直前で決めましょう。
人が集まらないところ、シーズンでないところはダラダラ求人しているので、求人サイトだけ早めからチェックしておくといいです。
時期が来たら、その時期に求人を始めたところに連絡をとってみればOKです。
私は行く1週間前にバナナの仕事をもらえたことがあります。
ただし移動の3日前に、「パッキングの女の子が5人一気にきてくれたから君いらない」って言われました。
仕事貰えたら翌日移動するくらいの気持ちでいると、いいかもしれません。
4. 人脈をつくる、初日に人とできるだけ話す
ファーム斡旋のシェアハウスやバッパーについたらまず、人と話して情報収集しましょう。
経験者が多く帰ってきているファームならば、セカンド取得に問題ないこと、それなりの稼ぎがあることが分かります。
また、自分より先に働いている人が安定した収入を得ていたら、とりあえず大丈夫。
一方で、こんな話を聞いたら危険サイン。
- ずっとウェイティングをしていて仕事のスタート予定の日がコロコロ変わっている
- 収入が以上に少ない
- 長期で働いているが給料がまだもらえていない
やばいな、と思ったらすぐに次のファームの情報収集を始めた方がいいです。
探しながら仕事をしてみて、状況が改善しなかったら即移動しましょう。
逆に、仕事になれるまでは2週間程かかります。
初日に稼げなくても、周りは稼げていれば伸びしろがあるので頑張ったほうがいいです。
5. 納得行かない時は早めにクレームを言う
なんか変だなと思ったら、早めに質問したりクレームをいれたほうがいいです。
あなたの言っていることが正しく、理にかなっていればそれなりの対処をしてくれます。
そこでウヤムヤにされるようならば、後ほどさらに揉めるのですぐさよならしたほうが良いですよ。
ちなみに4ヶ月間フォームくれなかったファームは、電話で半ギレしたらやっと出してくれました。
穏やかに話してらちが明かなかったら、キレるのもひとつの手段のようです。笑
仕事に不公平感があった時も話せば解決することが多々あります。
平等になるようにルールを変えてくれることもあるので、我慢せず主張しましょう。
まとめ
オーストラリアのファームで体験したトラブルと、回避策を紹介しました。
ファームは当たり外れが大きいですが、いい場所に行けば最高の経験ができます。
仕事も同じ、生活する場所も同じで共にする時間が長いので、世界各国の友人ができ、深い絆で結ばれます。
私がオーストラリア生活で最も楽しかったのはファームの時間!
悪いファームにあたったばっかりに、貴重な経験ができなくなるのはもったいないなと思うので、ぜひトラブルを回避して楽しんできてください。
- ハーベストガイドをチェックする
- 貯金を持っていく&逃げる心の準備をする
- 仕事はギリギリで探す
- 人脈をつくる、初日に人とできるだけ話す
- 納得行かない時は早めにクレームを言う
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